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2025.3.19

遺言書とエンディングノートの違いとは?おひとり様が終活で考えるべきポイント

遺言書とエンディングノートの違いとは?おひとり様が終活で考えるべきポイント

こんにちは!相続スタッフの渡辺です!

「終活を考えているけれど、遺言書とエンディングノートはどう違うの?」「どちらを準備すればいいのかわからない」と悩んでいませんか?

特に、名古屋市で一人暮らしをしている方や、再婚・離婚を経験して家族関係が複雑な方にとって、自分の意思をしっかり残しておくことはとても大切です。遺言書とエンディングノートはどちらも終活に役立ちますが、それぞれの役割が異なります。

この記事では、以下の内容を詳しく解説します。
遺言書とエンディングノートの違い
遺言書でできること・できないこと
エンディングノートの活用方法
おひとり様が終活で準備しておくべきこと

「遺言書を作るべきか迷っている」「エンディングノートをどう書けばいいかわからない」と考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

1. 遺言書とエンディングノートの違いとは?

遺言書とは?

法的効力がある書類
財産の分配や相続の指定ができる
形式やルールが法律で定められている

遺言書は、亡くなった後に財産を誰にどのように分けるかを法的に定める書類です。遺言書があれば、遺産分割の際に相続人同士のトラブルを防ぐことができます。

エンディングノートとは?

法的効力はないが、希望を伝えられる
葬儀の希望や大切な人へのメッセージを残せる
財産のリストや連絡先を記載しておくと便利

エンディングノートは、法的な書類ではありませんが、人生の記録や希望を伝えるために使われます。例えば、「どんな葬儀にしてほしいか」「お墓はどうしたいか」などを記載できます。

どちらを準備すべき?

財産を明確に分けたいなら「遺言書」
葬儀や日常の希望を伝えたいなら「エンディングノート」

遺言書とエンディングノートは役割が違うため、どちらも準備しておくのが理想です。

2. 遺言書でできること・できないこと

遺言書でできること

財産の相続先を指定できる
→ 例:「名古屋市○○区の自宅を姉に相続させる」

相続人以外に財産を遺贈できる
→ 例:「長年お世話になった友人に100万円を遺贈する」

遺言執行者を指定できる
→ 司法書士などを遺言執行者に指定すると、遺言の内容を確実に実行してもらえる

遺言書でできないこと

医療や介護の希望は記載できない
葬儀やお墓に関する指示は法的に拘束力がない
財産の整理や遺品の処分方法は決められない

これらはエンディングノートに書いておくのが良いでしょう。

3. エンディングノートの活用方法

エンディングノートに書くべき内容

医療・介護の希望
→ 例:「延命治療は希望しない」「特定の介護施設に入りたい」

葬儀・お墓の希望
→ 例:「家族葬でシンプルにしたい」「永代供養を希望する」

大切な人へのメッセージ
→ 例:「長年お世話になった友人へ感謝を伝えたい」

財産や重要書類のリスト
→ 例:「銀行口座・保険・不動産の一覧」

エンディングノートを書くときのポイント

定期的に更新する
わかりやすく、具体的に書く
保管場所を家族や信頼できる人に伝えておく

エンディングノートは法的な効力がないため、希望が確実に実行されるとは限りません。必要な部分は遺言書に記載し、補足的な内容をエンディングノートにまとめるのが理想です。

4. おひとり様が終活で準備しておくべきこと

遺言書の作成

おひとり様の場合、法定相続人がいないと財産は国に帰属してしまうことがあります。自分の財産を誰に託すかを決め、遺言書を作成しておくことが重要です。

公正証書遺言を作成すると安心
→ 公証人が関与するため、無効になるリスクが低い

遺言執行者を指定する
→ 専門家を指定しておくと、スムーズに遺言を実行してもらえる

死後の手続きの準備

おひとり様の場合、亡くなった後の手続きを誰が行うのかも考えておく必要があります。

死後事務委任契約を結ぶ
→ 司法書士や行政書士に、葬儀・納骨・役所手続きを依頼できる

信頼できる人にエンディングノートを託す
→ 書類の保管場所や連絡先を伝えておく

生前にお墓の管理を決めておく
→ 永代供養墓を利用すれば、親族がいなくても供養される

まとめ

遺言書とエンディングノートは、どちらも終活に欠かせないものですが、それぞれの役割が異なります。

財産分配など法的な内容は遺言書に書く
葬儀や医療の希望、財産の整理などはエンディングノートに書く
おひとり様は公正証書遺言や死後事務委任契約を活用すると安心

「自分が亡くなった後のことが不安」「家族に迷惑をかけたくない」と感じている方は、ぜひ終活を始めてみてください!

遺言書やエンディングノートの作成について専門家に相談すると、スムーズに準備が進められます。名古屋市で終活を考えている方は、ぜひ司法書士に相談してみましょう!

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